【レポート】栗栖良依特別座学「SLOW LABELがいま取り組んでいること 〜障害者が地域で活動するために」

障害の有無を超えて誰でも参加できる場づくりを行ってきたスローレーベルのノウハウを基に、
障害のある方とのアート・スポーツ活動の楽しみ方や場づくりを学ぶ研修プログラム
「SLOW ACADEMY 障害者のアート・スポーツ活動 指導者育成研修」の一環として、
栗栖良依(SLOW LABEL ディレクター)による特別座学
「SLOW LABELがいま取り組んでいること 〜障害者が地域で活動するために」を開催しました。

【「SLOW ACADEMY 障害者のアート・スポーツ活動 指導者育成研修」についてはこちら】

今回の特別座学は、指導者育成研修のモニター受講生だけではなく一般の方にも公開し、
約80名の方にご参加いただきました。

障害者差別解消法が施行され、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催もあり、
「合理的配慮」という言葉が聞かれるようになった昨今ですが、
実際に障害のある方が街に出て、スポーツ・文化施設を利用しようとしても断られてしまうケースが多々あるようです。

本プログラムは、全国各地の文化・スポーツ施設のスタッフが、
障害のある方が利用を求めた際に安心・安全に受け入れることができるようになることで、
障害のある方が障害のない方に混ざって、暮らしている地域で継続的にアートやスポーツが楽しめるようになることを目指して行っています。

トークのなかでは、スローレーベルが障害のある方を巻き込んで活動していくために行ってきたことを、スローレーベルの歩みとともにご紹介しました。

障害のあるパフォーマーたちが安心して活動に参加し、
質の高いパフォーマンスを行うためのチームミーティングや、
リハーサルやステージの上や裏などの配慮や工夫についてなど、
普段なかなか聞くことできないエピソードが多かったのではないかと思います。

また、2021年以降の社会に向けて、スローレーベルが力を入れている取り組み
「ソーシャルサーカス」について興味を持ってくださった方もたくさんいらっしゃったようです。

ソーシャルサーカスは、ヨーロッパで25年以上前に始まった、貧困・障害など社会的(ソーシャル)な 問題を解決するためのサーカス。
サーカス技術の練習や習得を通じて協調性・ 問題解決能力・自尊心・コミュニケーション力などを総合的に育むことができるとされています。
世界的サーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、マイノリティの社会参画の促進を目的とした、 「シルク・ドゥ・モンド(世界のサーカスの意)」というソーシャルサーカスプロジェクトを行っています。
スローレーベルは、2017年より「シルク・ドゥ・ソレイユ」のサポートを受けながら、
さまざまな社会課題の解決に役立つソーシャルサーカスを全国に広めるプログラムを研究開発しています。

障害者のみならず、外国人労働者やひきこもり状態になって孤立してしまっている人の社会参加は、日本社会全体が抱える大きな課題。
そういった方々が、楽しんで身体を動かしながら、ソーシャルスキルを身につけられるプログラムに皆さん可能性を感じてくださった様子です。

ソーシャルサーカスを体験できるワークショップは今後も開催予定ですので、
ぜひチェックしてみてください!

【参加者募集中】2019年1月12日開催 ソーシャルサーカス・ワークショップのご案内はこちら

(SLOW LABEL 西川)


beyond2020プログラム認証事業
平成30年度内閣官房 「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査」に係る試行プロジェクト
SLOW ACADEMY 障害者のアート・スポーツ活動 指導者育成研修プログラム

主催:スロームーブメント実行委員会
協力:公益財団法人神奈川芸術文化財団、神奈川県立青少年センター
企画・制作:特定非営利活動法人スローレーベル