フードメイカソン
SHINAGAWA 2021に
参加する
個人向け
参加する
- 日時2021年9月19日(日) 10:00〜17:00
9月23日(木祝) 10:00〜17:00
9月26日(日) 13:00〜16:00
※途中休憩あり - 場所オンライン(Zoom利用)
- 定員30名
参加料振込 先着順
※障害のあるニードノウアについては、定員に達したので、受付を終了いたしました。 - 申し込み募集終了
プライス
一般 4,000円
学生 2,000円
材料費・記念品代として
ニードノウア三宅まり さん
「 “やわらかいペットボトル”をこぼさずに開けたい」
三宅さんは仕事中の事故で両下肢右上肢機能不全になり、現在様々な不便を生活のなかに感じておられます。
今回のニードのひとつが、最近多くなってきた「 “やわらかいペットボトル”をこぼさずに開けたい」。医療系、食品メーカーとさまざまなお仕事に携わってきた経緯もあり、ご自身のニード以上に、さまざまな人がこのニードを持っていることを知っている三宅さん。人々の目線に立って、食に関する不便さを伝えてくださいました。
マラソンに、アーティストのポートレイト写真撮影に、電子工作・ものづくりも大好きな三宅さんは、今回のような誰かのニードを解決しプロダクトをつくることをいずれ仕事にしていきたいと考えられておられます。
ニードノウアN さん
「固い野菜を押さえて、切って、具沢山のカレーを作りたい」
Nさんは芸術学を専攻する大学生です。
右手に麻痺があり、左手も使える指が限られているので、調理シーンでやりづらさを感じることがいくつかあるそうです。
実はこれから一人暮らしが始まることになり、料理を猛特訓中。具沢山のカレーを作れるようになりたい!と意気込んでいらっしゃるのですが、玉ねぎやにんじん、じゃがいもなどの大きくて固い野菜をしっかり押さえて、切るという作業がやりにくいのです。また具材をおさえるときの手が「ネコの手」にしにくいため、指を切りそうで怖いというのも悩みの一つです。
身長が約135cmということで鍋の中をのぞくのが難しかったり、換気扇のスイッチのON/OFFが操作しにくかったりというのも困っていることのひとつです。
こういった小さな不便が重なると、だんだん料理をするのが億劫になってしまいますよね。前向きな気持ちで料理ができるよう、カスタマイズされた道具を一緒に考えてみませんか。また料理の手順を改善することでも解決の糸口がもあるかもしれません。
ニードノウア江村俊彦 さん
「コップから自分の思い通りの量や角度で水を飲みたい」
※江村さんから届いた自己紹介を転載します。
ALS 8年生です。
数ヶ月前に、誤嚥性肺炎になったらしく、医者に経口摂取を止められておりますが、例によって往生際が悪く、再び口から美味しいものを食べられるよう、リハビリに励んでます。
とはいえ、夏は喉が渇きます。胃瘻からの水分摂取では渇きが癒されないため、口から水分を少しずつ入れてもらいます。
とはいえ、夏は喉が渇きます。胃瘻からの水分摂取では渇きが癒されないため、口から水分を少しずつ入れてもらいます。
ペットボトルやコップから介助者に飲ませてもらうのですが、角度とタイミングが難しく、うまく飲ませてもらえず溢れたり、むせたりします。自分で思う通りの量や角度、タイミングを伝えられたらと思うのですが、なかなかうまくいかないので、良いツールがあれば助かります。
また、胃瘻から食事を摂る際、胃瘻とシリンジをつなぐチューブを固定するため、現在は洗濯バサミで服に挟んで止めています。外出する際など、もっとお洒落に固定できたら嬉しいです。
さらに、ミキサー食をシリンジで吸い上げる際、食事を入れている器が安定せず倒れそうになったり、最後の方になると底が平らで吸い上げにくかったりと大変なので、シリンジで食事を吸い上げやすい器があると便利です。
コップで溶かした薬を吸い上げる時も、コップが安定しないことや、最後の方の薬が吸い上げにくく、介助者がいつも苦労しています。ついでに最近プールへ行こうと思っているので、胃瘻をお洒落に見せてくれる胃瘻ピー(ピアス)のようなものがあったらかっこいいいのになぁと思っています。
さらに、ミキサー食をシリンジで吸い上げる際、食事を入れている器が安定せず倒れそうになったり、最後の方になると底が平らで吸い上げにくかったりと大変なので、シリンジで食事を吸い上げやすい器があると便利です。
コップで溶かした薬を吸い上げる時も、コップが安定しないことや、最後の方の薬が吸い上げにくく、介助者がいつも苦労しています。ついでに最近プールへ行こうと思っているので、胃瘻をお洒落に見せてくれる胃瘻ピー(ピアス)のようなものがあったらかっこいいいのになぁと思っています。
ニードノウア武川里香 さん
「袋に入った固めの餡子を片手で絞り出したい」
武川さんは多発性嚢胞腎を患い、2016年のクモ膜下出血を経て右片麻痺になりました。
最初の2年ほどは暗い気持ちで過ごしましたが、ふと、それまで大好きだったお菓子作りをやってみようと思い立ち、左手だけでプリンを焼いてみたところ、楽しい!おいしい!という気持ちが湧いてきたといいます。
それから様々な料理、製菓に果敢に取り組まれてきた武川さん。自分で設置した俯瞰カメラで、挑戦したお菓子づくりを動画に撮り、youtubeで発信もしています。同じような病状の誰かが、動画を見てつくってみようと思えるきっかけになればと活動しています。
キッチンに立っていて不便に感じるのはやはり大根おろしや、硬いものを切るシーン。またお菓子作りでは、泡立てたものをボウルからヘラを使って別の容器に移す際や、和菓子作りの際に固めの餡子を袋から絞り出すときなど。たくさんの料理にトライしてきたからこそ、ニードもたくさん見えていらっしゃいます。