開館1周年を迎える大阪の扇町ミュージアムキューブで参画型音楽プロジェクト『Earth ∞ Piecesーin transit, Osaka』を開催します。
関西方面のみなさま、ぜひご来場をお待ちしております!
チラシはこちらからご覧ください
Program2
WORKSHOP
ひとりひとりの中に眠る「声」をかけがえのない「Piece」としてとらえ、ベートーヴェンの喜びの歌(第九)をモチーフにしながら、最後にミニパフォーマンスを発表します。
循環する声 Ryo Fujimoto
話す、歌う、叫ぶ、笑う、祈る ー これらすべての行為に共通するのは「声」です。声は単なる空気の振動ではなく、私たちの内なる感情、思考、そして存在そのものを形にする、最も根源的で力強い表現手段です。同時に、声は私たちと世界との関係を再構築するための架け橋でもあります。
声の源は、外界から取り込まれた空気、すなわち自然界のエネルギーです。このエネルギーが肺を満たし、呼気として声帯に送り込まれる瞬間、生命の鼓動が形を持ち始めます。声帯が繊細に震えることで、取り込まれたエネルギーは音波へと変わり、外界に向かって放たれる「声」となるのです。
声は単なる音として消え去ることなく、空気中を駆け巡り、他者や環境と共鳴し、波紋のように広がり続けます。それは、私たちが世界と関わり合い、エネルギーを交換する根本的な役割を果たします。空気がなければ成り立たないこの行為、現象こそ、私たちがこの世界と深く繋がっている証であり、声を発することができる理由なのです。
自らの声を通じて、私たちは自分の存在を確認し、他者とのつながりを感じ取ります。私たちが発する声は、空気を震わせ、世界に向けて放たれ、そして新たな形で私た ちに戻ってきます。これは、エネルギーが形を変えながら私たちと世界の間を循環する、まさに生命そのもののプロセスです。声とは、生命の息吹であり、私たちを私たちたらしめ、生きている証そのものです。
自然とのつながりを失い、過度な消費や急速に進化するデジタル環境に囲まれた現代社会において、意識的に声を発することは、私たちの存在意識を再確認し、生命の本質に立ち返るための重要な行為です。私たちは、自らの声を通じて再び世界とのつながりを感じ取り、自分自身と新たに向き合うための鍵を手にするのです。
▼講師
Ryo Fujimoto
中原信貴(プロジェクトマネージャー)
▼日時
10月27日(日)11:00-16:30
*どなたでも観覧できるミニパフォーマンスは15:15頃からを予定しています。
▼会場
扇町ミュージアムキューブ CUBE03
〒530-0052 大阪府大阪市北区南扇町6-26
大阪メトロ堺筋線「扇町」駅(5番出口)から徒歩3分
JR環状線「天満」駅から徒歩7分
JR「大阪」駅から徒歩15分
扇町通地下駐車場(262台)から徒歩3分
▼募集人数
10名程度
▼参加条件
10歳以上、音楽等の経験不問、撮影OKの方
▼参加費
一般:2500円
学生:1500円
障害者手帳をお持ちの方:無料
※シリアルナンバー付き蝶ネクタイをプレゼント。
▼申込方法
上記の「申し込む」ボタンから、申込フォームにアクセスしお申し込みください。
募集締切:10月6日(日)
結果通知:10月11日(金)
*定員に達し次第、締切とさせていただきます。
▼その他
*喜びの歌(第九)を合唱するワークショップではありません。
*声が出せない方、声を出すことに抵抗のある方も安心して参加できます。
*募集人数以上の応募があった場合は、応募状況のバランスを考慮の上、選考となります。
*記録撮影が入ります。
VIDEO
Earth ∞ Pieces(アース・ピースィーズ)とは?
ひとりひとりがかけがえの無い「Piece」となり、ベートーヴェンの「喜びの歌(第九)」を合奏する一日完結型の音楽会。第1弾として今年3月に開催されたワールドプレミアでは、「子育て」「介護」「仕事」など、さまざまな事情で音楽を楽しむ機会を失った方、楽器が弾けない、楽譜が読めないという10代〜60代までの多彩なプレイヤーやプロの演奏家が全国から集結し、共に音を奏でられる喜びを表現しました。
音楽監督:蓮沼執太、ゲストミュージシャン:イトケン、三浦千明、宮坂遼太郎
映像:仲本拡史 録音ミックス:葛西敏彦 整音:三橋里美
Earth ∞ Pieces 公式サイト: https://ep.slowlabel.info/
▼お問い合わせ
認定NPO法人スローレーベル
MAIL : project@slowlabel.info
TEL/FAX : 045-642-6132 (平日10:00-17:00 FAXは24時間対応)
主催:認定NPO法人スローレーベル
共催:扇町ミュージアムキューブ
助成:公益財団法人ノエビアグリーン財団