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【インタビュー】金井ケイスケ

2015 09/28 Mon

SLOW MOVEMENT、いよいよ10月3日の本番が迫って参りました。
今回から、SLOW MOVEMENTに参加しているアーティストのみなさまをご紹介していきたいと思います。
ご紹介のために、参加アーティストのみなさまには5つの質問に答えていただきました。
トップバッターはパフォーミングディレクターの金井ケイスケさんです!

 

金井ケイスケ かない・けいすけ (サーカスアーティスト / パフォーミングディレクター)

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◎金井さんへ、スロームーブメントについて5つの質問

Q1:「スロームーブメント」プロジェクトについて
お話を最初に聞いた時には、どういう印象を抱きましたか?

イヤッホー! と飛び上がって喜こんで、さぁ!と、プロジェクトを開くと白紙でした(笑)。

実際にはクリエーター達は大体決まっていて、「さぁこの白紙に何かステキなものを描くのに、どんな材料が必要でしょうか?」という謎かけからのスタートでした。

「ひとつひとつまたたき 私たちは地図を描く」

今回の作品の柱である、三角さんの詩の最初の一節ですが、まずはその地図を描くための風景を創り出すところから始める。そんなところがスロームーブメント的だなぁ、と。

 

Q2:プロジェクトの作品制作をする上で、
大切にしていることや工夫していることはなんですか?

自由!平等!博愛!

まずは全てを受け入れることから!

未知なメンバーとまだ見ぬ世界、つまり未来を創り出すわけですから、
皆がオープンに、起きることをまずは受け入れることからスタートしないと始まらない。

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「いいね」とか、「おもしろい」「たのしい」を連発しながら、
細かいことは気にせずに皆で進めています。

それと決断を先延ばしにする!

焦らない、急かさない。 焦ってもホッとく(笑)

アーティストって確固たる自分の世界があるように思われますが、このプロジェクトでは、まずは自分のこだわりを無くして、相手を受け入れることに創作のヒントやお宝が眠っているようです。

受け入れ、どう返すか!

 

Q3:また、作品制作をおこなっているなかで
一番印象に残ってたことを教えてください。

小学校の教室や廊下、校庭でのリハーサル。

廃校を稽古場に使うことはあっても、まだ使用中の小学校でのリハーサルってなかなかないですね。

休みの日に子供達が集まって、大人に内緒で、コッソリ秘密の学芸会の準備をしているような…。

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実際には、制作、音響、美術、衣装スタッフやら、パフォーマーが集まって作品制作しているんですけど、どっか懐かしいような気が…。

皆んな可愛らしいですね。

 

Q4:まもなくプロジェクトのパフォーマンスが初演されますが、
ご自身が楽しみにしている見所などを、このページをご覧になっている
皆さんに向けてこっそり先に教えてください!

今やっと、衣装、美術、音楽などの、パフォーマンス以外のパートが加わってきました。でも、まだ作品は出来ていません。 いろいろな要素があって、まるでパズルです。

実は観客もパフォーマンスの一部で、皆さんというピースがハマって初めて作品が完成します。 ぜひ、作品に色を添えに来てください。

皆さんの存在、個性がこの作品には不可欠です!

ご来場、ご参加お待ちしておりまーす(^O^)

 

Q5:最後の質問です。「スロームーブメント」の大きなテーマの
1つは“旅”ですが、ご自身にとっての”旅“とはなんですか?

“出会いと別れ”じゃなくて、”別れと出会い”ですかね。順番はこっちの方がいい!

自分の中の古い考えや価値観などを捨て去ってこそ、新たに出発できるし、また新たなものとも出会うことができる。

いろいろな国で、いろんな人達と関わって旅してきて、
良いことも悪いことも起きましたが、過ぎたらみんなたのしい思い出。

旅を続けさせてくれる運命に感謝!

そして、どこに進むかわからない、
今回の旅(プロジェクト)のガイド役、栗栖嬢にカンパイ!

(…と言いましたが、乾杯は打ち上げにとっときます 笑)

 

 

[プロフィール]

金井ケイスケ かない・けいすけ (サーカスアーティスト / パフォーミングディレクター)

中学在学中に新宿で大道芸を始める。97 年文化庁国内研修員として能を学んだ後、99 年文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で 2 年間のヨーロッパツアー。その後、フランス現代サーカスカンパニー「OKIHAIKUDAN」をセバスチャン・ドルトと立ち上げ、ヨーロッパ7カ国を巡演し、リバイバル公演など 150 公演以上。フランス外務省派遣カンパニーとして、中東、アフリカ25カ国で公演、劇場文化の無い都市、紛争地域で人種や宗教を超えたワークショップや発表を行う。2009 年帰国。パフォーマンスグループ「くるくるシルクDX」参加。札幌芸術の森、越後妻有アートトリエンナーレ、横浜 Bankart、茨城・アーカス他、国内外のフェスティバルに出演。

公式サイト:http://keisukekanai.blog87.fc2.com/

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