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【レポート】「からだで話そう!ごちゃまぜパーティー」を開催しました

2021 12/02 Thu

​2021年10月30日(土)に品川区にあるスクエア荏原にて、全身を使ってコミュニケーションや表現を楽しむワークショップ「からだで話そう!ごちゃまぜパーティー」を開催しました。

ファシリテーターはSLOW CIRCUS PROJECTメンバーのゆい、かのけん、りえ、カミエリの4名。そして、手話通訳士の麻生かおりさん、佐藤晴香さんにもファシリテーターの仲間として参加していただきました。
参加者も小学生から大人の方まで、障害の有無に関わらず、20名近くの方が参加してくださり、とても賑やかな会となりました。

今回は、身体を使ったコミュニケーションや表現にフォーカスを当てたワークショップということで、まねっこ体操や手話で自分を表すサインネームを使った遊び、ジェスチャーゲームなどを織り交ぜながら進めていきました。

はじめのウォームアップは、りえさんの「まねっこ体操」。
りえさんの動きに合わせて、周りの人たちも同じように動いていきます。
片手をあげたり身体を逸らしたりと、ゆっくりとシンプルな動きから段々とジャンプしたり、寝転がったり、一回転したり、ダンサーのりえさんならではの軽やかでダイナミックな動きへと展開していきました。
参観者の方たちも、りえさんの動きをよくみて元気よく動き回り、予想外の動きに驚き自然と声も体の動きも大きくなっていきました。

お次はかのけんの「サインネーム」で山手線ゲーム。
自分自身を簡単な身体表現で表す「サインネーム」で自己紹介をしていきます。かのけんは名前の一部にある「しか」の手話を取り入れたサインネームを披露し、参加者の皆さんもそれぞれ好きなことや特徴を全身で表現していきました。

そして、次はテーマを変えて、「好きな食べ物」をジェスチャーで伝えます。それぞれがからだで伝える食べ物を「ケーキ?」「ちがうよ!お好み焼きだ!」などみんなで当てっこして盛り上がります。そのあとは山手線ゲームのように、順繰りにみんなが表現してきたものを覚えていき、最後のひとは全員の「好きな食べ物」を全力で表現していきました。絞り出すように全力で身体を動かす様がおかしくも面白い動きの連続で、笑いが絶えない時間となりました。

 

休憩を挟んで、アイスブレイクに「だるまさんがころんだ」をやってみることに。
参加者の中学生の子に聾学校でやっているだるまさんが転んだのやり方を教えてもらい、みんなでやってみることに。
鬼が振り返った時に、面白いポーズで止まってないと行けないそうで、面白くなかったり、動いてしまうと負けなのだそうです。渾身の面白ポーズでフリーズする参加者の皆さん。とってもいい表情とポーズでした。

 

後半戦初めのワークは、カミエリとゆいで「ジェスチャーゲーム」。
今回は食べ物をお題に、グループに分かれてみんなで何を表しているのかを当てていきました。全てのグループ、お題は同じなのに全く違う表現と伝え方で、答えが何かわからず場内が響めきます。


ちょっとお題が難しかったのか、声をあげて全力で表現する人もいれば、お手伝いしてもらい複数人で食べ物を表現する人たちもいて、ゲームが白熱しました。
ちなみに、答えは「おでん」でした。

 

ジェスチャーゲームから続いて、最後は「食べ物」をテーマにしたパフォーマンスを作るグループワークに。3つのグループにファシリテーターがついて作品を作ります。
これまでのワークで積み重ねたコミュニケーションの方法や、表現や遊びを取り入れながら作品を作っていきます。
絵を描いてイメージを共有してみたり、お互いにイメージ共有できるまで話し合いを重ねてゆき、パフォーマンスを作りました。短い時間ではありましたが、お互いのパフォーマンスをお披露目。

一つのグループは、大きなお鍋やパンを表現した洋風なメニューを表現。

また、もう一つのグループはお腹いっぱいになるまでの様子を面白おかしく表情豊かに演じました。

最後のグループも、演劇的な表現で夏の食べ物の思い出を表現していきました。

それぞれのグループで個性が違い、表現の届け方も違う発表となり、コミュニケーションは人の数だけあることに改めて気づく会となりました。
参加者の方たちからも、コミュニケーションの楽しさを再発見しというような感想をたくさんいただきました。

今回は、1回限りのワークショップでしたが、12月11日(土)にはファシリテーターやワークショップに参加したみんなが登場し、今回のワークショップをちょっぴり楽しめるマルシェが武蔵小山駅前のTHE MALL 1階 THE PLAZAにて開催されます。
スロークリスマスマルシェin品川
みなさまを笑顔にするパフォーマンスを披露!飛び入り参加も大歓迎です。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。お待ちしております!!

(齋藤優衣)

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