fbpx

NEWS

【レポート】11/2 SLOW CIRCUS SCHOOL 第八回

2019 12/04 Wed

11月2日、SLOW CIRCUS SCHOOL 第八回が実施されました。

今回は、港区立障害保健福祉センター (ヒューマンぷらざ)での開催です。
講師は、タップダンサーでもあるおどるなつこさん、アカンパニストの鈴木彩華さん、東野寛子さん。

 

まずは、はじめましての人が多いので自己紹介も兼ねたワークから。
自分の名前に動きをつけて、みんなで繰り返します。
動きをつけると、自然と名前もすんなり覚えられるかも?

お互いの名前を覚えたところで、そのまま怪我予防のためのウォームアップとストレッチに移ります。しっかり体を動かして体をほぐします。
ゆっくりした動きからはじめて、だんだんと早く、リズムにのるような動きも。だいぶ体が温まってきました。

今度はグループになって歩くワークです。
最初はいろいろな歩き方でみんなで歩いてみます。
歩幅を大きく、つま先立ちで…などなど
お次は横一列で隣の人と体の動きを合わせていきます。
今までは個人でバラバラでしたが、ここから隣の人やグループを意識して、コミュニケーションをとっていくことが大切に。
遊びながらやっていくうちに、次第にコミュニケーションも取れて和やかな雰囲気になってきました。

続いてもコミュニケーションが大切なワーク。
一本の棒を両端から支えあい、その棒を通じて相手を動かすというワーク。
相手が押せば自分は引いて、相手が引けば自分は押して、言葉ではない、棒から手に伝わる感触でお互いの動きを感じ合いコミュニケーションをとります。

お互いに信頼関係が築けてきたところで、次は相手に体をあずけるワーク「命のふね」。
みんなで一人の体を支えます。
ゆりかごの様に体を前後に軽く揺らすことで、体を預ける側も体を支える側も不思議とリラックスした雰囲気になります。

ちょっと長めの休憩をとったあとは、お待ちかねのサーカス道具を体験するコーナー!
休み時間のあいだにも待ちきれずに遊んでいる人も。
でも見たことない道具もたくさんあるので、まずは使い方の説明タイムです。
スローサーカススクールに何回か参加してくれている人はもうすでに使える道具もあるので、参加者にも道具の使い方を説明してもらいました。

参加者のけんごさんは、スローレーベルの活動に参加するようになってからサーカスの技を身に着けた人のひとり。ボールジャグリングを披露してくれました。

また、今回はタップの体験コーナーも。
ファシリテーターのなつこさんが持っている、靴の上から履いて使える「おとたび」を履いてタップ体験!まずはなつこさんのデモンストレーションです。

プロの技に拍手喝采!

一通りの紹介が終わったら、みんなすきな道具を選んでチャレンジ!
ふだんなかなか触る事のない道具ばかりで迷ってしまいますね
道具を介して自然にコミュニケーションもとれます。遊びでやっているはずが気がつくと本気になりのめり込む方も。

ここで再びコミュニケーションを深めるワークに戻ります。
「イミテーション」というグループワークです。
3、4人で一組になって、先頭の人の動きをまねっこをするワークです。
先頭の人はただ好きに動くだけではなく、後ろの人ができる動きを考えながら動くことが大切です。
みんなの動きがキレイにそろうとちょっと嬉しくなりますね

最後はもうサーカススクールではすっかりお馴染みの「ソレイユ」。
ピンと張った糸の先に玉を乗せて目的地(ポール)まで全員で玉を運びます。
全員の息が合わないと成し遂げられないワークです。みんなで声を掛け合って、一つの目標にむかうことで一体感が生まれます。
「もっと右」「もう少しだけ左」と声がとびます。でも円になっているため、「右」「左」といっても人それぞれ…
「扉がある側!」「〇〇ちゃんの方!」など声がけも工夫しなければなりません。
最後は無事にゴール!みんなで成し遂げた達成感が気持ちいいですね。

おわりはクールダウンも兼ねて、もう一度最初にやった名前のワーク。
最初にやったときはどんな人かわからなかった子も、最後にもう一度名前を呼びながら動いてみると、「あ、あれ一緒にやったな」「あの子はあれが上手だった」とお互いのことを知ることができたことに気づきます。

サーカスというからだや道具を通して楽しみながら、コミュニケーション力を育めるスローサーカススクール。ご興味のある方はぜひご参加ください!

11月にご参加頂いたみなさまありがとうございました。

SLOW LABELとソーシャルサーカス
スローレーベルは、イタリア・アジア・南米など世界各地でソーシャルサーカスを実践する団体のリサーチを重ねながら、2017年より「シルク・ドゥ・ソレイユ」のサポートを受け、さまざまな社会課題の解決に役立つソーシャルサーカスを全国に広めるべく、「SLOW CIRCUS PROJECT(スローサーカスプロジェクト)」を発足しました。
創作活動・人材育成・調査研究・普及活動の4つの事業を軸に、様々な団体や企業と連携しながらサーカスを通じて社会をスローに変えるプロジェクトとして取り組んでいます。

 

「SLOW CIRCUS SCHOOL(スローサーカススクール)」とは
スローレーベルでは、毎月第1土曜日に「SLOW CIRCUS SCHOOL」と称して、さまざまな事情により社会に出ることが難しいと感じている若者を対象とした支援プログラムを2019年4月より試験的に実施しています。
SLOW CIRCUS SCHOOLの概要についてはこちらをご覧ください。

(スローレーベルスタッフ 斉藤洋平)

TOP