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【レポート】12/7 SLOW CIRCUS SCHOOL 第九回

2020 01/06 Mon

12月7日、SLOW CIRCUS SCHOOL 第九回が実施されました。

今回は、港区スポーツセンターでの開催です。
講師は、サーカスアーティストの金井ケイスケさん、アカンパニストの後藤みきさん、鈴木彩華さんでした。
さて、この可愛らしいあみぐるみたちは‥‥?この後の大事なワークで登場します。

今回も港区ということで、初めてソーシャルサーカスに出会う参加者も多い中での開催。改めて、今回のSLOW CIRCUS SCHOOLでは「初めての人たちが打ち解け、他者とのコミュニケーションへの興味を引き出す」場と、ソーシャルサーカスを楽しみながら知ってもらう時間を作っていきました。

今回はこのような流れでワークショップを行いました。SLOW CIRCUS SCHOOLでは欠かせないホワイトボードと時計。

どんな人でも安心して参加できるように準備されており、例えばボードに書かれている内容も絵やふりがな、言葉遣いも配慮された内容になっています。時計も音や動きが気にならないような静かで見やすいものを用意して環境を整えています。
環境設定はそれだけではなく、サーカス特有のワクワクする祝祭的な雰囲気をガーランドや色とりどりの布や道具で作り出し、意欲や想像力を刺激して参加者のモチベーションをぐっと引き上げてくれます。

さあ、ウォーミングアップです。空間を移動しながら、ハイタッチや声かけ、アイコンタクトを通して人と空間に馴染んでいきます。

徐々に慣れてきたら、みきさんによるストレッチは生き物の進化?!をテーマにしたストレッチ。寝転がった状態から徐々に四足歩行、二足歩行へと進化をしていきます。各々不思議な生き物に変身していきます。その姿にお互いクスっと笑いながら、身体を伸ばしていきました。

お次は彩華さんによる、体幹トレーニングです。身体に負荷をかけながらウォーキング。

大またで大きく手を振り上げて歩いてみたり、爪先立ちで歩いてみたり、バランスのとりずらい歩き方をあえて丁寧にやることで、体の軸となる筋肉を鍛えていきました。

ウォーミングアップが済んだら早速ケイスケさんによる風船を使ったワークから。両手を出して何やら大きなものを触っている様子。みんなで一つの大きな風船を触っています。パントマイムで風船キャッチボールをしてみました。想像力と身体を思い切り使って、風船を膨らませたり、萎ませたり、その周りを移動してみたり、ちょっとしたコツを掴むだけで不思議とそこにものが見えてきます。パントマイムでの表現を楽しくチャレンジしてみました。

お次はおなじみの「ロープワーク」です。まずは座った状態でロープを握って身体を傾ける練習。初めての人が多いからこそ、安全第一に行います。アクセスコーディネーターの目の届く範囲で危険なところはないか確かめながら、声を掛け合いながら様子を見ていきます。
いよいよ立ち上がってのワーク。座った時と同じようにしっかりロープを握って、身体を倒していきます。初めての方が多い中なんとか成功。片手放しを目標に次回は挑みたいねとお互いに声を掛け合う姿もありました。

少しお休みを挟んで、お待ちかねの「ジャグリングタイム」です。

開始前に、並ぶ道具に興味津々だった参加者の皆さん。ケイスケさんたちのパフォーマンスでさらにやってみたくなったようで、各々興味のあった道具のそばへ駆け寄ります。

得意な人のそばで、やり方を教わりながらゆっくり練習。

初めて触る道具で、コツを掴むまでなかなか苦戦する様子もありましたが、「できたできた」とお互いに励まし合いながら練習し、成果を発表。

各々、今日のできたところまでを発表。見る・見られることも技の上達に繋がる大切な要素です。
それぞれのチャレンジにみんなで大きな拍手を送りました。

最後は「ソレイユ」で締めておしまいです。先ほどの可愛い指人形たちが、ここで登場。
指人形が、糸が指に食い込むのをカバーしてくれます。

愉快な仲間のおかげもあり、ソレイユ、無事に成功!

成功後は、喜びを分かち合いながらお片づけ。指人形に糸を巻いて、集めます。

可愛い道具に少し愛着が湧いて、片付けも気持ちばかし丁寧になっていきます。

朗らかな気分で今回のSLOW CIRCUS SCHOOLも終了!最後はみんなでハイチーズ!

ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。次回は2月の実施です。
ご参加お待ちしております。


SLOW LABELとソーシャルサーカス
スローレーベルは、イタリア・アジア・南米など世界各地でソーシャルサーカスを実践する団体のリサーチを重ねながら、2017年より「シルク・ドゥ・ソレイユ」のサポートを受け、さまざまな社会課題の解決に役立つソーシャルサーカスを全国に広めるプログラム開発に取り組んでいます。

「SLOW CIRCUS SCHOOL」とは
スローレーベルでは、毎月第1土曜日に「SLOW CIRCUS SCHOOL」と称して、さまざまな事情により社会に出ることが難しいと感じている若者を対象とした支援プログラムを2019年4月より試験的に実施しています。
SLOW CIRCUS SCHOOLの概要についてはこちらをご覧ください。

(スローレーベルスタッフ 齋藤優衣)

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